表具師 中村桂花堂

創業明治23年 中村桂花堂では
掛軸・額・屏風・巻物などの表装、修理・修復を承っております。

表具の本場とされる京都で長年修業した表具師が
「京表具」の技術と感性でお客様に喜ばれる仕事を目指します。
お気軽にご相談、お問い合わせください。
TEL 0561-73-1795

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岡田茂吉の掛軸

岡田茂吉の掛軸を修復、表装致しました。

岡田茂吉は世界救世教の創始者。
宗教家であると共に、美術品の収集家としても知られています。
箱根美術館や熱海のMOA美術館を創設しました。


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さて、この掛軸は本紙(作品部分)に折れや汚れがありましたし
表装も全体に劣化していました。



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本紙の折れを修復しました。
また、薬品を使用せず水だけの洗浄で
ここまできれいにすることができました。

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糊は炊いて作ります

表具師が裏打ちなどで使用する接着剤が「糊(のり)」です。
その「糊」を作る工程をご紹介します。


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小麦でんぷんを粉状にしたものを鍋に入れます。
粉状にする前の、生(なま)の状態から作る表具師さんもいらっしゃいますが
私は粉状にしたものを使っています。



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水を加えて、よく溶かします。



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混ぜながら加熱します。



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しばらくすると固まってきます。
混ぜていくと、だんだん粘りが出てきます。
そのまま混ぜ続けて十分粘りが出たら炊き上がりです。



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炊きあがった糊は甕(かめ)に移して冷まします。
使う時は裏漉しして使います。



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このような炊いてすぐの糊を新糊(しんのり)といいます。
強い接着力が必要な時に使います。

これに対し、甕に入れて10年ほど寝かせた糊を古糊(ふるのり)といいます。
この古糊は掛軸の裏打ちに使用します。
接着力を弱めて、掛軸をやわらかく仕上げることができます。

古糊についてはこちら

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ハサミを研いでもらったら…

長年使ってきた握りバサミを
京都の老舗刃物店 有次で研いでもらうことにしました。


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私が京都での修業時代、主人に揃えていただいた道具の一つで
20年以上使ってきたハサミです。

これまでに何度か研いできたのですが
最近、特に切れが悪くなってきました。

京都へ行く用事もあったので
有次へ寄って研ぎをお願いしました。

今、有次では刃物の研ぎの依頼がかなりあるようで
2か月かかるとのことでした。

正直2か月は長いと思いましたが、代わりのハサミもあるので
お願いすることにしました。

それから1か月半ほどしてハサミが届きました。

出来上がったハサミをみてビックリ!


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錆びついていたハサミが
新品みたいにきれいに磨かれていました。

もちろん切れ味も復活です。

有次まで足を運んだ甲斐がありました。
これからも大事に使っていきます。


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掛軸の表装

布袋図の掛軸の表装を承りました。


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明治から大正頃の作品で
三河地方の画家によるものだそうです。

表装が、かなり傷んでいました。
本紙(作品部分)にも折れがありました。





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折れを修復し、表装を新たに施しました。
折れをきれいに修復することができました。
お客様にも大変喜んでいただけました。


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太巻

掛軸の修復を承りました。

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顔の部分の絵の具が厚塗りのために
絵の具に亀裂が発生していました。



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亀裂を修復し、表装を新たに仕立てました。



今後掛軸を巻く際に、修復した部分が再び折れることのないように
太巻という方法をとることにしました。

これは軸の部分を芯棒で挟み込んで巻いていく方法です。

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こうして掛軸を太く巻くことで
作品への負担を緩和することができます。


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